 | 日本の医療に未来はあるか―間違いだらけの医療制度改革 (2003/04) 鈴木 厚 価格:¥ 735 (税込) 1500 円以上国内配送料無料 商品詳細を見る
医療事故が相次ぎ、日本の医療の評判はがた落ちである。平成一五年四月からサラリーマンの本人負担率の引上げや老人医療費の値上げ等が実施され、批判はさらに高まっている。なぜ、日本の医療はよくならないのか?それは医療への批判が的外れに終始しているからである。本書は、現場の医師が目の当たりにした日本の医療制度の病巣をえぐりだすことによって、これからの医療の方向性を見極め、行政は、また医師や患者は何をすべきかを問う問題作。 |
商品の説明日本の医療危機日本の医療には多くの問題がありますが,枝葉の問題に目を奪われ,根本的問題に迫ろうとしない,あるいは根本的問題がどこにあるのか分からないのが現状だと思います.国民の医療に対する危機感はあまりに希薄です.病院が経営難から廃院となれば住民が困るのに,病院が廃院になる現状を住民は知らないのです.これまでの日本の医療があまりに恵まれていたため,これから予想される医療改悪を想像できないのだと思います.
医療問題を議論する,あるいは医療問題を解決させるためには正確な現状把握が必要です.国民は医療に強い関心を持ちながらも,「医療のあるべき姿」が議論されていないのです.
ところでイラク戦争でアメリカは軍事大国のイメージがありますが,アメリカの軍事予算は国家予!算の約19%です(日本は6%).いっぽう福祉・医療関連の国家予算は52%です(日本は20%).つまりアメリカは軍事大国というよりも福祉大国なのです.日本の医療は世界一と自慢していますが,それは患者にとって世界一であり,医療関係者にとっては最悪の労働条件が続いています.
私は日本医学会総会のシンポジウムの前で,本書を自費で1000冊無料配布しました.日本医学会総会のシンポジウムでは厚労大臣,日本医師会長などが講演をしましたが,彼らはきれい事しか言えず,出来合レースになると予想したからです.事務のお嬢さんたちが10人ほど手伝ってくれ,心配していた配布は無事終了しました.医療に対する私の考えが正しいかどうかは読者に判断してもらうとして,本書が危機的日本の医療に対する国民的関心の呼び水になればよいと考えています.織田信長が桶狭間の戦いで歴史を変えたように,一介の医師が書いた本が混迷する日本の医療を変える可能性はゼロではありません.私には私心はありません.金も命も名誉もいりません.ただ日本の医療が良くなることだけを念じています.本書を読んで頂けることを切にお願いします。
続きを読む